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ブレーキ、クラッチフルード

更新日:2013年7月14日|日記

こんにちは。みなさん3連休、どのようにお過ごしですか?

暑い日が続いてますが、ぶっ倒れないようにはりきっていきましょう!連休中ずーっと営業してますよー。

 

 

さて、今日はブレーキフルードについて。非常にわかりにくいですし、普段、量は気にされても質まで気にされる方は少ないのではないでしょうか。

 

 

よく、ブレーキオイルと言う方がみえますが、正確にはブレーキフルード。オイルではありません。主成分はアルコールです。よって、吸水性があり、空気中の水分を吸着してしまいます。一般的にブレーキフルードの劣化とは、水分を吸ってしまった状態の事を指します。ですから、ほっといても劣化していくものなのですね。通常、このような理由から、フルードはほぼ一台分として販売されてます。使いきりサイズですね。開封後の保存にも適さない為です。

 

 

それから、ブレーキフルードの性能を現す数値は、ドライ沸点、ウェット沸点と表記します。

簡単に説明すると、ドライ沸点は新品の状態(水分を含んでない状態)の沸点、また、ウェット沸点は一般的に3.5%の水分を含んでしまった状態の沸点の事を言います。

 

 

ちなみに、ウチで取り扱っているハイグレードのフルード(90R  DOT 5.1)のデータは

 

ドライ沸点・・・265℃

ウェット沸点・・・186℃

 

と、コレだけの性能の差が生じてしまいます。

 

 

ブレーキは、みなさんご存知の通り発熱します。では、フルードの沸点を超えてしまった場合どうなるか、もちろん沸騰してしまい、気体が混入し、圧力がかけれなくなります。これが、ベーパーロックですね。仮に、何年も使ったブレーキフルードで、サーキット走行などは、はっきり言ってあぶない。自殺行為と言えるほどです。

 

また、その他に要求される性能として、潤滑性、対腐食性、シール性など、どれも安定した走行&ブレーキング、ブレーキ機器の耐久性などに、重要な役割をします。

 

 

どうですか?今まで特に何も考えてなかった方もいいブレーキフルードを使いたくなってきませんか?良い物はやはりそれなりにいい仕事をして、車のコンディションをキープしてくれます。

 

ウチでは、最低2年(車検)での交換、通常の整備でも特にご指定がなければ左の75Rを使ってます。(ブレーキ、クラッチ共)

 

スポーツ走行される方で、右の90Rがお気に入りの方もみえます。これ、ブレーキはもちろんですが、クラッチがいい!感じです。

伝わるかどうかわかりませんが、ブレーキもクラッチもよくわかるって感じです。

 

 

 

ん、・・・、、なんだそれ・・・、

 

 

 

なんとなくミートした瞬間とかブレーキのタッチとかがちゃんと伝わってくるんです。カッチリした感じ・・・。

 

 

・・・、伝わりました?

 

 

 

 

 

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